設計から完成まで

建物は「建てる場所」と「そこで生活する人」がいて成り立ちます。
依頼者の個性ある夢と、敷地の場所の魅力を最大限生かす事を心がけて
設計を進めて行きたいと思います。

設計から完成までの流れ(住宅設計の場合)

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まずは、お電話やmailでご連絡下さい。
設計相談の段階では設計料は発生しませんので、お気軽にご相談下さい。
連絡を頂いたあと、直接お会いして打合せをします。
打合せの中で、ご要望、ご質問、設計条件、将来計画などをお聞かせ下さい。
また、敷地も拝見させて下さい。
設計依頼を頂くと、基本計画案の作成にとりかかります。
設計相談の際には、下記のことを教えて下さい。

  1. 敷地住所、又は地図(敷地面積がわかる資料など)
  2. 建築用途(住宅の場合は家族構成、年齢、必要な駐車台数など)
  3. 完成希望日
  4. ご予算
  5. 建築に関する要望(間取図や、依頼者のイメージに近い雑誌写真など)

基本設計とは、設計依頼をもとに、具体的な設計案をつくる作業です。
設計図面と模型により、基本設計の説明を依頼者に行います。
基本設計は、これから建てる建物の基本となるため、設計作業の一番重要な作業です。
依頼者の要望をさらに伺い、こちらの提案にもご意見頂き、納得いくまで検討を行います。
設計案に納得できない場合は、その設計案の善し悪しを話し合い、次の案を提案します。
打合せの内容次第では、複数の案を提案する場合もあります。
納得のいく基本設計案がまとまると、設計契約を締結します。


基本設計が終了し設計案が確定した後、設計契約を結び設計料の一部を頂きます。
設計料は国土交通省告示15号にて基準が定められていますが、そのまま採用すると高額になるため概算工事費を元に独自に算定し直した料率で算定しています。
お支払いの時期は、各業務の区切りに応じて頂いております。

設計料 (消費税込)基本設計完了時の概算工事費の10%程度
設計料の支払時期 (例)
支払時期支払額
基本設計完了時全体の1/4
実施設計完了時全体の1/4
棟上時全体の1/4
竣工時全体の1/4

※設計料には、設計監理費が含まれます。


実施設計は基本設計をもとに、より詳細な設計をする作業です。
基本設計で決定した内容をさらに細かく設計して、建設会社が見積り、工事できるための図面を作成します。
実施設計はおおまかに、下表のような作業となります。

  1. 仕上げの決定
  2. 造りつけ家具の詳細設計
  3. 建具の詳細設計
  4. 電気設備設計
  5. 給排水設備設計
  6. 空調設備設計
  7. 外構・植栽設計
  8. 構造設計
  9. その他見積、工事に必要な詳細実施設計

大きな模型も作成して参考にしながら打合せを進めて行きます。
実施設計が終わり次第、建設会社に見積りを依頼します。
通常は、複数の建設会社に相見積りをお願いします。
設計事務所は、依頼者の立場にたって、適正な技術力、適正なコスト、信頼性を見極め建設会社を選定します。
請負金額が適正な金額か見積書をチェックし、時には予算に応じた請負金額に納まるように設計内容を見直します。
工事金額のめどがつき次第、建築確認申請業務に進みます。
建築確認申請は、通常申請をしてから約1ヶ月後に建築工事のための許可がおります。


工事監理とは設計図通り工事が進んでいるか現場で確認して、建築工事の品質と工程を監督する作業です。
工事方法、使用材料の品質確認、施工者の作成する施工図、工程表などをチェックします。
工事中は定期的に工程会議を行い、依頼者、設計者、建設会社それぞれの意思疎通を図ります。
少しでもよりよい建築が創れるよう、時には工事中に微細な設計変更を行う事もあります。
工事開始から終了まで、常に依頼者と話し合いながら進めていきます。


工事も終わると、役所や確認検査機関の最終的な検査に合格した後、引渡しとなります。
引渡した後も永年に渡って、依頼者とお付き合いを続けさせてT頁きたいと考えています。
メンテナンスに対するアドバイスをはじめ、様々なご相談をお受けします。
末長く、建築を見守っていきたいと考えています。