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設計事務所か設計施工会社か、メリット・デメリット
2012年09月03日
住宅設計の件で、弊社と設計施工会社に住宅設計の相談をされたお施主様。
設計事務所と設計施工会社では仕事の進め方が異なり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ということで、設計事務所に住宅設計を依頼することのメリット・デメリットをまとめました。
以下はそのまとめの抜粋です。
メリット1:適正な工事価格で建設会社と契約できる
→設計事務所は通常、3社程度の建設会社に見積依頼してその中から建設会社を選定します。
設計事務所が責任を持って建設会社を選定するので、信頼できる建設会社に工事を依頼できます。
また、見積り競争してもらうことで、工事費の低減を計ることができます。
メリット2:建築士が施主の立場に立って現場監理を行う
→工事中、設計事務所は現場が設計図通りに行われているかをチェックします。
もしも問題があった場合は施工会社に是正を指示指導します。
工事の増減額が生じた場合は、その都度増減額を確認して工事を進めます。
建築士の現場監理は、「施主の立場で」行うのが基本です。
メリット3:トラブル対策ができる
→施主と設計施工会社でトラブルが生じた場合は設計事務所が中立の立場で専門的に判断し、
第3者としてトラブル解決を計ります。
メリット4:設計に自由度があり、建物のクオリティーを上げることができる
→設計事務所はその土地、その家族にあったオリジナルの住宅をつくることができます。
また、施主が納得して頂けるまで打合せを重ね、きめ細かい設計を行うように心がけているので
建物のクオリティーを上げることができます。
デメリット1:施主の感性に合う設計事務所を探すのに手間がかかる
→設計事務所は数多くあり、それぞれの事務所で個性がかなり異なります。
広告宣伝を定期的に行っている設計事務所も少ないので、設計事務所に依頼を検討する場合は施主自ら
HPで探したり、住宅見学会などに足を運ぶなど手間をかけて探すことになります。
デメリット2:設計に時間がかかる
→設計事務所が建てる住宅は1件1件が違います。きめ細かい設計を行うためには数多く打ち合わせを行う必要
があるので設計施工会社に比べて設計期間が長くなる傾向があります。
デメリット3:設計事務所と建設会社、2つの契約が必要なので手間がかかる
→設計施工会社との契約は1回で済むので、それに比べると手間がかかります。但し、それぞれと契約を行うことで
責任の所在が明確になるので、トラブル対策としてとらえると、メリットの一つになります。
設計施工会社のメリット・デメリットはネットサーフィンするといろいろ検索するができます。
家づくりに対する考え方は人それぞれです。設計施工会社のメリットも、もちろんあります。
どちらが良いとか悪いとかということではなく、家主さんが「住宅に求めていること」に適した会社と家づくりを行うことが大切だと思います。
そして今回初めてiPadを使って打合せしましたが、評判通り、かなり使い勝手がいいです。
これは早めに買わなければ・・・(^^)